養育費を支払わない夫に対して、強制執行を行い回収ができた事例
- 養育費
依頼者:女性
年齢:30代
相談前の状況
調停で、7歳と4歳の子どもの親権をとって離婚し、毎月30,000円の養育費の支払いも約束してもらったものの、元夫から養育費の支払いがなく困っている。家庭裁判所に履行勧告もしてもらったが、元夫からは、今は毎月の支払いが厳しくて支払えないとの回答で支払ってもらえなかった。
相談後の状況
調停調書をもとに、元夫の給料と預金の差押えの強制執行を行った。差し押さえた預金は、元夫名義のマンションの住宅ローンの引落口座だったので、驚いた銀行の担当者から弁護士に、「このままだと、元夫に住宅ローンを一括して支払ってもらわないといけなくなるので、何とか取り下げてほしい」という電話があった。銀行担当者から元夫に事情を説明してもらって、元夫から、滞納していた養育費を一括払いしてもらい、預金の差押えは取り下げた。以後の養育費は、給料差押えに基づいて、元夫の勤務先から回収することができた。